睡眠メディシン

不眠症・睡眠障害について

睡眠障害は睡眠の異常によってさまざまな社会生活機能の障害が生じている状態のことを指します。生活リズムの乱れや心配事で寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったり、生活習慣が原因となることも多く、カフェインの取りすぎや、スマホ依存から眠れなくなる場合もあります。不眠と一言でいっても、その症状は人それぞれです。症状は、入眠障害中途覚醒早朝覚醒熟眠障害の4つに分類されていますが、1つの症状だけでなく複数の症状があらわれる人もいます。

このような症状の方に

①寝つきが悪くなかなか眠れない

②夜中に何度も目が覚める

③朝方早く起きてしまう

③睡眠サイクルが安定しない

④日中、眠くて仕方がない

治療方法について
知りたい

不眠症の治療では、不眠の原因となる生活習慣を見直した上で、必要に応じて不眠症治療薬を使います。不眠の症状が改善して状態が落ち着いたら、最終的に服用をやめることで治療を終了することも可能です。治療開始時には、不眠の症状や生活習慣などについて、医師とよく話し合い、以下のような目標をともに設定することをおすすめします。

睡眠メディシン
の特徴

睡眠メディシンでは、不眠のタイプ(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒)や原因疾患を詳細に評価し、睡眠薬の種類と用量を個別調整します。ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、メラトニン受容体作動薬の特性を活かし、依存性リスクを最小限に抑えた治療を提供します。

不眠症のお薬など

●エスゾピクロン(ルネスタジェネリック)

寝つきが悪い、熟睡できないなどの不眠症状を改善するお薬です。不安や緊張をやわらげ、寝つきをよくする働きがあります。
睡眠薬としての効果は高く、リスミーと比較すると作用時間は短いため、翌日に作用が残りにくいと感じる方が多いお薬です。内服後は唾液を苦いと感じることがあり、味覚に影響する可能性があります。服用方法

1回1錠(主成分として2mg)を1日1回就寝前に服用します。
こちらのお薬には割線が入っている為、効果が強い場合は半分に割って服用して頂くことが可能です。副作用

味覚異常、傾眠、頭痛、浮動性眩暈、注意力障害、うつ病、口渇、口腔内不快感、口内乾燥、下痢、便秘注意点

下記に当てはまる方は服用できません。

  • 本剤の成分もしくはゾピクロンに対し過敏症の既往歴がある方
  • 急性閉塞隅角緑内障の方
  • 重症筋無力症の方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方(妊活中を含む)、授乳中の方

●リスミー

不安や緊張をやわらげ、寝つきをよくし、睡眠を持続させる働きがあります。寝つきが悪い、熟睡できないなどの不眠症状を改善するお薬です。
睡眠薬としての効果は高く、エスゾピクロンと比較すると作用時間は長いとされています。服用方法

1回1錠(主成分として2mg)を1日1回就寝前に服用します。なお、年齢・症状により適宜増減されます。
こちらのお薬には割線が入っている為、効果が強い場合は半分に割って服用して頂くことが可能です。副作用

眠気、倦怠感、ふらつき、頭重感、眩暈、頭痛、ALT上昇、AST上昇、口渇、食欲不振、悪心注意点

下記に当てはまる方は服用できません。

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある方
  • 急性閉塞隅角緑内障の方
  • 重症筋無力症の方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方(妊活中を含む)、授乳中の方

●デエビゴ

寝つきが悪い、熟睡できないなどの不眠症状を改善するお薬です。覚醒を促す物質の働きをおさえます。
お薬の併用禁忌が少なく服用しやすいお薬です。服用方法

1回1錠(主成分として5mg)を1日1回就寝直前に服用します。副作用

傾眠、頭痛、倦怠感、浮動性眩暈、睡眠時麻痺、注意力障害、異常な夢、悪夢、幻覚、錯乱状態、動悸注意点

下記に当てはまる方は服用できません。

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある方
  • 重度の肝機能障害がある方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方(妊活中を含む)、授乳中の方

●ラメルテオン(ロゼレムジェネリック)

寝つきが悪い、朝起きられないなどの症状を改善するお薬です。体内時計をつかさどる脳内に作用し、睡眠覚醒リズムを調節する働きがあります。睡眠時間が短い方よりも、昼夜逆転など睡眠リズムに問題がある方に効果があります。
即効性はなく、内服開始から効果発現まで約2週間を要するとされており、当日眠るために使用するお薬ではありません。服用方法

1回1錠(主成分として8mg)を就寝前に服用します。副作用

頭痛、倦怠感、眩暈、眠気、発疹、便秘、悪心、悪夢、プロラクチン上昇、プロラクチン値上昇、血中プロラクチン上昇注意点

下記に当てはまる方は服用できません。

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある方
  • 高度な肝機能障害がある方
  • フルボキサミンマレイン酸塩を投与中の方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方(妊活中を含む)、授乳中の方

●137 加味帰脾湯(カミキヒトウ)

不眠症、精神不安などの改善によく用いられる漢方薬です。服用方法

1日1回2包を就寝前に服用します。副作用

腹痛、下痢、過敏症、発疹、蕁麻疹、食欲不振、胃部不快感、悪心注意点

下記に当てはまる方は服用できません。

  • 本剤の成分に対しアレルギーの既往歴がある方
  • インターフェロンを投与中の方
  • 肝硬変、肝がんの方
  • 慢性肝炎における肝機能障害があり、血小板が10万/mm3以下の方
  • 間質性肺炎の既往歴がある方
  • アルドステロン症の方
  • ミオパチーがある方
  • 低カリウム血症がある方
  • 糖尿病の方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方(妊活中を含む)、授乳中の方

●103 酸棗仁湯(サンソウニントウ)

体力が低下して、心身が疲労している人の不眠の改善によく用いられる漢方薬です。服用方法

1日1回2包を就寝前に服用します。副作用

食欲不振、胃部不快感、悪心、腹痛、下痢注意点

下記に当てはまる方は服用できません。

  • 本剤の成分に対しアレルギーの既往歴がある方
  • インターフェロンを投与中の方
  • 肝硬変、肝がんの方
  • 慢性肝炎における肝機能障害があり、血小板が10万/mm3以下の方
  • 間質性肺炎の既往歴がある方
  • アルドステロン症の方
  • ミオパチーがある方
  • 低カリウム血症がある方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方(妊活中を含む)、授乳中の方

服用方法

1日3粒を目安に摂取してください。注意点

妊娠中の方は飲まないでください。

共通注意事項

処方できない方

  • 18歳未満、75歳以上の方
  • 精神科、心療内科を受診されている方
  • 既に睡眠薬を服用中の方

注意事項

  • 朝のふらつき,夜間せん妄などを認めた場合には服用を中止ください。
  • お薬の影響が次の朝以降にみられたり、眠気を催したり、注意を集中することができなくなることがあるので、自動車など危険を伴う機械の操作はしないでください。
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