AGAメディシン
AGAは「男性型脱毛症」という病気です。
1つの毛根のヘアサイクルには限りがあり、毛根の中の髪の毛を作る細胞がなくなると、その毛根からは髪の毛が生えて来なくなってしまいます。
AGAは進行性であり、その進行を止めるには医療機関での治療が最も有効です。症状が出る前にきちんと治療を始めていくことが大事です。
①抜け毛が増えてきた
②セットがしづらくなった
③全体的に毛が細くボリュームがなくなってきた
④地肌が目立つ気がしてきた
AGAメディシンでは、脱毛パターン、進行度、年齢を考慮したフィナステリドやデュタステリドの選択を行います。患者のホルモン状態や肝機能を評価し、最適な用量設定と副作用モニタリングにより、効果的な発毛促進を図ります。
日本皮膚科学会ガイドラインの「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」によると、日本人男性のAGAの発症率は約30%と報告されています。
20代のAGA発症率は約10%、40代までには男性の約30%、50代までにはおよそ50%の男性がAGAを発症するといわれており、全ての男性にとって身近な問題だといえるでしょう。
AGAの原因は主に2つあります。
1つは遺伝的なもので、DHTを生成する要素の一つである5α還元酵素の活性度は、遺伝によって引き継がれやすいため、AGAは遺伝する可能性があると考えられています。
もう1つはジヒドロテストステロン(DHT:男性ホルモンのテストステロンが酵素によって変換されたもの)で、髪の成長を抑制し十分に成長しない毛(軟毛)を増やすと考えられています。
これらの原因によって薄毛や脱毛が徐々に進行してしまいます。
AGAには「抜け毛防止(守りの処方薬)」と「発毛促進(攻めの処方薬)」の2種類があります。
抜け毛防止
フィナステリド・デュタステリドは男性AGAの原因になるホルモンの産生を抑制することで、抜け毛を抑えます。
- デュタステリドの方が新しく、効果が高いといわれています。
- 効果実感までの目安通常は6ヶ月、早いと3ヶ月程度服用方法1日1回、お好きなタイミングで1回1錠を服用してください。
- 副作用食欲不振、抑うつ感、かゆみ、じんましん、男性機能低下(性欲減退、勃起不全、精液減少など)など
- 処方できない方
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある方
- 肝機能障害がある方
- 女性の方
発毛促進
ミノキシジル(タブレット・ローション)は頭皮の血流改善と成長因子の産生作用で、髪を成長しやすくし発毛を促進します。 外用薬のローション剤に比べ、内服薬のタブレットの方が体内への吸収率が高く、より高い発毛効果を期待できます。効果実感までの目安
- 4〜6ヶ月程度【タブレット】
- 服用方法
- 1日1回、お好きなタイミングで1回1錠を服用してください。
- 副作用
- めまいや頭痛、動悸、血圧低下、多毛症など
- 処方できない方
- 心臓や肺、血管などの循環器系に既往歴や疾患がある方
- コントロール不良の高血圧(160/100mmHg以上)、低血圧(90/50mmHg未満)の方
- 腎機能や肝機能に異常がある方
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方(妊活中を含む)、授乳中の方
- 【ローション】
- 使用方法
- 1日2回、1回約5プッシュ(1ml)を目安に塗布してください。
- 副作用
- 適用部位そう痒感や発疹、皮膚炎、紅斑など。
カルプロニウム塩化物は頭皮の血管を拡張して血流を良くすることで、機能が低下した毛根が活発になり、脱毛を防止し発毛を促進します。
- 使用方法1日2~3回、1回約1mL(20~30滴)を患部に塗布、あるいは頭部全体にふりかけ、軽くマッサージしながらご使用ください。
- 副作用過敏症、アセチルコリン様作用(刺激痛、局所発汗、熱感)、全身性の発汗、それにともなう悪寒、戦慄、吐き気、嘔吐など処方できない方
